長野朝日放送・放送番組審議会(第319回)
開催年月日
2023/02/24
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数9名 出席委員数6名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 加藤尚也委員 嶌田武司委員 青木恵里子委員
- (リポート提出)
- 山口美緒委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 薮塚謙一常務取締役・報道制作担当 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 小林明子報道制作局長 山口哲顧報道制作局担当部長(番組プロデューサー兼ディレクター) 郡司勝己総務局長兼放送番組審議会事務局 西澤理子総務局総務部副部長兼放送番組審議会事務局
議題
- 「黒部の山賊ともののけたち ―源流への道―」について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2023年3月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 消失した登山道の復旧作業と山小屋経営など現代の取組と、過去に黒部渓谷で繰り広げられた山岳漁師たちの生活や、もののけ伝説を絡め、見ごたえのある番組に仕上げており、あっという間の1時間だった。また、見終わった後に余韻も残る素晴らしい番組だった。
- 自然の美しさ、厳しさを映像に収めたスタッフの長期間の取材・撮影に敬意を示すとともに、その努力の結果、登山の面白さを視聴者に伝え、関心を高めることに成功していた。
- 地図などの位置関係を示す表示が分かりやすく番組の理解を深めたとの評価の一方、表示時間が短く、ベースの映像に気を取られる場面もあったため表示時間や方法に工夫を求める意見もあった。
- 登場人物が個性的で、自然や登山への造詣も深く、最新の見識も身に付けているため発言や行動がこれからのSDG‘Sの生活様式や示唆に富んでおり、印象深かった。一方で、登場人物が多く経歴など説明不足な点や、構成が複雑で番組全体としてのメッセージが不明瞭との指摘があった。
- スポンサー企業のCMも番組のテーマに合っており、番組および企業の印象やメッセージを伝え、好印象を与えた。
- 登山道の整備、現代の山小屋運営・登山の在り方を縦糸に、過去の黒部渓谷の伝説や、山岳漁師文化を横糸にした構成は、高度な取り組みで芸術性が高い番組作りとなっていた。
〇2023年1月にabnに寄せられた視聴者の声の総数はで196件(メール119件)、内訳は問い合わせ54件、意見25件、要望15件、苦情0件、その他102件だった。