長野朝日放送・放送番組審議会(第316回)
開催年月日
2022/10/27
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数9名 出席委員数7名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 小林玲子委員 西澤仁志委員 茂谷浩子委員 嶌田武司委員 加藤尚也委員 青木恵里子委員
- (リポート提出)
- 丸山貢一副委員長 山口美緒委員
- (会社側出席者)
- 薮塚謙一常務取締役・報道制作担当 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 小林明子報道制作局長 山下千帆編成業務局編成部長 中村あゆみ報道制作局報道制作部副部長(番組プロデューサー) 箱田博正報道制作局報道制作部副部長(番組ディレクター)
議題
- 『信州のがん最前線 進む医療 選べる時代に』について
- その他の番組に対する意見要望について
- 放送番組の種別の公表
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2022年11月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- がんの最新治療法について「手術ロボット」「陽子線治療」「細胞治療」の3分野を図解やリポートを駆使して解りやすく紹介し、視聴者に大変有益な情報となる番組だった。
- 22回にわたり番組取材を継続していることで医療関係者や患者・家族との信頼関係が構築されている。このことがクオリティーの高い番組内容に結びついていることが実感できる内容になっている。長年の取材努力は敬意に値する。
- 健康保険適用が高度医療分野にも進み、患者が今まで高額な負担で実現できなかった医療が受けられるようになったという情報は安心と勇気を与える有益な内容だった。一方、保険適用の拡大は国負担増につながることや、先進医療の研究費を誰が負担すべきかを考えさせる内容だった。
- 信州大学・中沢教授のCART-T細胞治療の研究・実践は画期的で、地元の大学で行われていることは、県民に誇りを与える情報であった。
- 中沢教授がCART-T細胞治療に取り組むきっかけとなった白血病患者の女の子・家族のエピソードは、医師としての患者に向き合う誠実な人柄を伝え、ヒューマンドキュメンタリーとしても見ごたえがあった。
- 手術シーンの映像は、抵抗を感じる視聴者も多いと考えられるので、映像的な配慮が必要だと複数の委員から指摘があった。
- 非常に有益な番組なので、一人でも多くの人に見てもらう工夫をして欲しいとの要望があった。
- 番組内のリポーター、ナレーターは番組の役割を的確にこなしており、内容のわかりやすさに貢献していた。
- コロナ渦でがん検診が激減しているという状況下なので、これまでより早期発見早期治療の必要性を番組内で強めに訴えて、がんの予防に一層貢献して欲しいとの要望があった。
- CART-T細胞の開発にアオムシを利用することについて、画期的なことなので、アオムシについての基礎情報の量がもう少し欲しかった。
- 有益で公益性の高いシリーズとして次回以降の番組に期待するとの意見が一致して出された。
〇2022年9月中にabnによせられた視聴者の声の総数は173件(内メール121件)、内訳は(お問合せ35件、ご意見27件、苦情0件、ご要望10件、その他101件)だった。
〇2022年4月~2022年9月分「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告を行い承認された。報告した内容は下記の通り。
・「番組種別ごとの放送時間」
・「CMの放送時間」
・「基本番組表」