長野朝日放送・放送番組審議会(第315回)
開催年月日
2022/09/22
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数9名 出席委員数9名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 西澤仁志委員 茂谷浩子委員 山口美緒委員 嶌田武司委員 加藤尚也委員 青木恵里子委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 薮塚謙一常務取締役・報道制作担当 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 小林 明子報道制作局長 山下千帆編成業務局編成部長 越昌平報道制作局報道制作部副部長(番組プロデューサー)
議題
- 『きっと誰かに話したくなる
信州発 知的発見バラエティ 国宝さん 其の一』について - その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2022年10月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 長野県内の国宝10件をシリーズで取り上げ、バラエティ形式でわかりやすく視聴者に伝える番組企画および番組形式について、発想・内容とも評価された。
- 「国宝さん」のタイトルは、国宝を「さん」付けすることで、視聴者に一般的に権威的な存在である国宝に親しみを持たせ、学術的な敷居の高さを下げて、視聴しやすくする意図が現れており、成功している。
- 「きっと誰かに話したたくなる信州発 知的発見バラエティ」のサブタイトルも番組の企画意図や長野県民の知的な好奇心を刺激すると評価された。
- 松本城の部分は、松本市民が保存に尽力したことや、今も維持に携わる職人の誠実な気質など現代のエピソードが取り上げられ評価された。一方、構造上の特徴、歴史的背景について情報の追加が必要と指摘された。
- 開智学校の部分については、ユニークで当時最新の学校建築様式や市民の寄付活動などが紹介されていて情報量・内容とも評価された。また、修理中の貴重な機会を映像化したことで、普段は見ることのできない部分が紹介されたことも評価された。
一方、先進の設計施工をした大工の棟梁について取り上げて欲しかった等の要望が出された。 - 仁科神明宮の部分については、一般に知名度の低い国宝を比較的詳細に紹介したことに評価があったものの、他の2件と比較して情報量が少ないことへ共通の指摘があった。
また、番組進行のタレント2名のうち1名が不在となったことについて、番組内での説明を行い、視聴者に疑問を持たれないようにすべきと指摘された。 - 国宝の紹介とともに、地域の名産を紹介する部分については、次の話題に移るインターミッションや地域の活性化につながるとして評価された。今後、観光面の活性化を見据え、他の国宝紹介でも地域ごとに取り上げ、地域の活性化に寄与するように要望された。
- 番組進行の2人については、視聴者に親しみを与え、番組を解りやすくするコメントが多く好評であった。
- 国宝紹介を親しみやすく、解りやすくする新しい視点の番組として、すべての委員から今後のシリーズ展開に期待する意見が出された。
〇2022年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は173件(内メール89件)、内訳は問い合わせ45件、意見55件、苦情0、要望18件、その他55件だった。
○2022年8月中にabnによせられた視聴者の声の総数は150件(内メール99件)、内訳は問い合わせ36件、意見15件、苦情0、要望11件、その他88件だった。