COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第300回)

開催年月日

2021/03/25

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 6名

(出席委員)
遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 山口美緒委員 西澤仁志委員 榎本佳一委員
(レポート提出)
西條浩章委員 嶌田武司委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 五十嵐洋人取締役・放送番組審議会事務局長 薮塚謙一取締役・報道制作担当取締役 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長 山下千帆編成業務局編成部長 上沢賢一報道制作局報道制作部担当部長 坂口沙羅報道制作局報道制作部員

議題

  1. 「信州ステキライフ あそぶ!はたらく!未来のカタチ」について
  2. その他の番組に対する意見要望について
  3. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  4. 2021年4月の単発番組について
  5. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 美しい風景と、その中でいきいきと働き、遊ぶ移住者の表情が上手く映し出されていた。信州で働く上での様々な工夫やアイデアも紹介され、明るく前向きな気持ちになれる番組だった。
  • 酒井美紀さんのナレーションは、やさしく穏やかな口調の中にも感情の豊かさを感じさせ、番組に合っていてよかった。
  • ワーケーションについて、何となく知っていてもきちんと理解していない人も多いと思うが、番組ではテロップ等を使ってしっかり説明しておりわかりやすかった。
  • ”ワーケーション”というテーマはコロナ禍の時代に合っていて興味深かったが、"移住"というキーワードが希薄で『ステキライフ』が伝わりきらなかった。
  • どういった企業がワーケーションを取り入れやすいのか等、導入したい、あるいは移住者を受け入れたいという地域の参考になるような情報まで盛り込まれると良かった。
  • 視聴者のターゲット設定が曖昧だった。県外向けであれば長野県への移住を促すアピールになったと思うが、県内で放送することを考えると地元住民がどのように移住者を迎え入れたら良いのかという観点が抜け落ちているように感じた。
  • 子供たちを除くと、地元の人がほとんど出てこなかったのは残念。都会からやってきて一時的なお客様ではなく実際に住むとなると、煩わしいことも多いであろうし、地元の人たちとどう歩み寄って工夫していくのかというところも描いてほしかった。
  • ワーケーション体験会に参加した人たちが普段どのように働いているのか、実際に今後ワーケーションを取り入れていくのかどうか知りたいと思った。東京一極集中から地方分散への転換が起きるかどうかの分岐点にあって、コロナ禍で起きている現象をさらに掘り下げてほしかった。
  • 中古の幼稚園バスを”走れるオフィス”として利用している話はとても斬新で興味深かったが、実際にバスに乗って仕事をしている映像がなかったことは残念。
  • 雪で覆われた戸隠の鏡池の上で遊ぶ場面で、テロップで安全について注意喚起したのはたいへん良かった。冬山のリスクについて視聴者に十分認識してもらうため、ガイドを同行する等するとさらに良かったのではないか。
  • 屋外ではあったが、複数人でマスクをせず歓談しながら飲食をしているシーンがあった。コロナの最前線で対応する医療従事者や、経営が厳しいなか自粛に協力する飲食店経営者、その他多くの県民が感染対策に努める中、映像として不適切だと感じた。
  • マスク越しでしゃべるため声が小さく聞き取りにくいところがあった。テロップ等で表示すると分かりやすかった。
  • 長野県の視聴者にとって当たり前であり意識していなかった信州の良さを再認識できる良い機会になったのではないか。
  • 「ワーケーションは地域の人との交流がなければ成り立たない」といった率直な声が紹介され、移住者を呼び込もうとする側に何が大切なのか大きなヒントとなった。地域活性化に取り組む県内の各地域も、アフターコロナに向けてこの番組から多くを学べたのではないか。
  • 番組で取り上げなければ、信州でこういった先進的なビジネスモデルを展開している人たちがいることが広く知られることはなかっただろう。これを見て県民が地元の潜在力を理解し、移住者と連携することで地域がさらに伸びていけるのではないか。

○2021年2月中にabnによせられた視聴者の声の総数は115件(内メール42件)、内訳は(お問合せ43件、ご意見29件、苦情0件、ご要望17件、その他26件)だった。