COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第299回)

開催年月日

2021/02/25

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 5名

(出席委員)
遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 青木恵里子委員 西條浩章委員
(レポート提出)
嶌田武司委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 五十嵐洋人取締役・放送番組審議会事務局長 薮塚謙一取締役・報道制作担当取締役 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長 山下千帆編成業務局編成部長 小林明子報道制作局報道制作部統括部長 村井洋太郎ディレクター

議題

  1. 「ネイチャー&ヒューマンスペシャル シリーズ10
    雪猿~生命の森・志賀高原 秘湯を守る女将~」について
  2. その他の番組に対する意見要望について
  3. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  4. 2021年3月の単発番組について
  5. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 自然と人間の共生、コロナ禍での経営のあり方、伝統の承継など、多くのテーマが盛り込まれ、さまざまな視点でヒントや気付きを得られる番組だった。
  • 猿が温泉に入るようになった経緯等、地元の人も知らないような情報もあり、たいへん興味深かった。あらためて地獄谷や後楽館について関心を持つきっかけになった。
  • 四季折々の自然の美しさや野生動物の様子をとらえた映像に、高い技術や撮影の努力が感じられた。
  • 淡々としながらも語り掛けるような穏やかなナレーションが番組に合っており、心地よさを感じた。
  • いろいろな場所へ出向く女将さんや、外国人観光客がなかなか到着しないトラブルの場面等をタイムリーにとらえていて、撮影クルーの密着ぶりが感じられた。
  • ドキュメンタリーとしてコロナ禍を想定しない頃から撮影を始め、途中で状況が変化する中で番組作りの苦労がしのばれた。いつか、その後の後楽館の様子を描いた番組も見てみたい。
  • 世の中が閉塞感を抱えるいま、自然界の猿が厳しい季節を乗り越えて子孫を残し生きる姿に、勇気づけられる番組だった。
  • BSで全国に向けて放送するのだから、志賀高原と野猿公苑、後楽館の位置関係を地図で示すとよかった。
  • 志賀高原と地獄谷の位置関係、アクセスが分かりにくかった。後楽館の露天風呂と野猿公苑の露天風呂の違いについても説明が欲しかった。
  • 志賀高原のさまざまな生き物が登場したが、撮影場所の地図や撮影時期のテロップを表示すると視聴者の参考になったのではないか。
  • 後楽館のホームページを見て、著名な文人が多く滞在していた歴史や、囲碁と深い関係にあることを知りたいへん驚いた。番組の中ではそういった文化的な面に一切触れられず残念。
  • メディアとして、番組を通じて地域社会に知識を広め、環境問題に対する民意を高めるという使命を果たしていってもらいたい。

○22021年1月中にabnによせられた視聴者の声の総数は128件(内メール54件)、内訳は(お問合せ40件、ご意見34件、苦情0件、ご要望27件、その他27件)だった。