長野朝日放送・放送番組審議会(第301回)
開催年月日
2021/04/22
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 8名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 青木恵里子委員 西條浩章委員 嶌田武司委員 西澤仁志委員 榎本佳一委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 五十嵐洋人取締役・放送番組審議会事務局長 薮塚謙一取締役・報道制作担当取締役 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長 山下千帆編成業務局編成部長 川見能人報道制作局報道制作部担当部長
議題
- テレメンタリー2021『コロナは「学び」を変えた~長野市の教室から~』について
- その他の番組に対する意見要望について
- 「第90回系列24社放送番組審議会委員代表者会議」統一テーマの提案について
- 放送番組の種別の公表
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2021年5月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 30分という短い時間の中に、1年間の出来事から先生や子どもたちの心の変化まで、よくまとめられていた。
- 先生の思い悩む姿を多く映し出しながら、反面、子どもたちが大人が思っている以上にしっかり考え、成長していることを対照的に映し出し、子どもの強さや成長をよく表していた。
- 先生の不安や葛藤の表情、言葉を捉えたカメラワークや編集が見事だった。さらに先生を乗り越えていく子どもたちの成長の素晴らしさも存分に味わうことができた。
- 制作者が、現在の教育の動向や、コロナ禍における学校の状況をとてもよく分かっていると感じた。
- 先生や子どもたち、保護者の方々も含めて、取材者との間に信頼関係がなければ成り立たない番組。そこに至るまでの努力の積み重ねは敬服に値する。
- 『コロナは学びを変えた』というタイトルは非常にシンプルで、番組が伝えたいことを的確に示している。内容についても、時間の経過をたどりつつシーンを厳選して、最後まで一気に視聴者を導いてくれる編集だった。
- いじめ問題を取り上げた部分では、結果として解決に至らなかったこともありのまま伝えたことが、ドキュメンタリーとしての信頼性を高めた。
- いじめは子どもの権利を侵害する重い問題で、子どもたちが自主的な解決を目指したテーマは素晴らしいなと感じる一方で、何となく中途半端な収め方になったという印象をうけた。
- いじめを受けた子どもへのケアや配慮は十分だったのか。また、いじめのアンケートをそのまま映像に映したことで、文字から回答者が特定されないか気になった。
- 教育現場には難しい問題がたくさんあるが、地域の応援局としてそこに切り込みこれだけの番組にできたことは、視聴率にかかわらず評価したい。
○2020年10月~2021年3月分「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告を行い承認された。
報告した内容は下記の通り。
・「番組種別ごとの放送時間」
・「CMの放送時間」
・「基本番組表」
○2021年3月中にabnによせられた視聴者の声の総数は119件(内メール41件)、内訳は(お問合せ54件、ご意見26件、苦情0件、ご要望21件、その他18件)だった。