長野朝日放送・放送番組審議会(第286回)
開催年月日
2019/10/24
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 7名
- (出席委員)
- 丸山貢一副委員長 中條功委員 小林玲子委員 青木恵里子委員 小林哲男委員 山口美緒委員 西條浩章委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長兼編成部長 倉島崇志報道制作局報道制作部長 仁科賢人報道制作局報道制作部主任
議題
- 「テレメンタリー2019 お山に生きる」について
- その他の番組に対する意見要望について
- 放送番組の種別の公表
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2019年11月の単発番組について
- 系列番審代表者会議の報告
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 御嶽山の噴火から5年、今シーズンは山頂への登山道も一部解除された中、タイムリーな放送だった。
- 噴火災害について改めて考えるきっかけになった。記憶を喚起する良い番組だった。
- 噴火災害当時から現在までの状況が端的にまとめられており、情報として改めて知ることができた。
- 5年前の噴火で行方不明となっている登山者の当時の動きや状況が、google earthを使って分かりやすく説明されていた。
- ドローンによる捜索の映像をgoogle earthと並べて表示したのは分かりやすかった。ドローンの進行方向がマップ内に示されるとより良かったのではないか。
- 「強力」の仕事について、初めて知る人にも分かりやすく良くまとめられていた。倉本さんだけでなく、7名いるという職業集団としての強力を見せてもよかったのではないか。
- 強力というたいへんな重労働である仕事に、なぜあえて、どんな思いで就いているのか知りたかった。
- 動けなくなった登山者を見つけて山を駆け下りる様子等、強力の仕事ぶりを映像として記録できたことが良かった。
- 同行取材で山に登りながらのインタビュー映像は、倉本さんの流れる汗や荒い息遣い等、テレビならではの臨場感があった。
- 手書きの題字は、噴火災害の悲惨さを思うとやわらかすぎる印象もあるが、素朴な感じが地元住民にとってのお山の存在や、倉本さんの人となりと合っていた。
- ナレーションの低く落ち着いた声が重く響き、背筋が伸びるような気持ちになった。
- 『お山に生きる』というタイトルだけでは内容が分かりずらくもったいないと感じた。サブタイトルを付ける等して「御嶽山」の番組であることを伝えたほうが良かったのではないか。
- 30分という短い番組ながら見ごたえがあった。1回だけではもったいない、ぜひ同じデーマで続編を見たいと思った。
- 前半は「強力」の仕事と「御嶽信仰」、後半は「噴火災害」と分けてうまく構成されていた。何をメインとして見るか人によって評価が分かれるだろう。
- ドキュメンタリーの性質上、どうしても残酷な部分が描き出される。噴火災害をこれほど絡めずに強力についてもっと内容を深めても良かったのではないか。
- 長野県内に大きな被害をもたらした台風19号災害についても、後世に教訓を伝えるドキュメンタリー番組をぜひ制作してほしい。
○2019年4月~9月分「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告を行い承認された。
報告した内容は下記の通り。
- 「番組種別ごとの放送時間」
- 「CMの放送時間」
- 「基本番組表」
○2019年9月中にabnによせられた視聴者の声の総数は142件(内メール39件)、内訳は(お問合せ63件、ご意見29件、苦情0件、ご要望27件、その他23件)だった。