長野朝日放送・放送番組審議会(第285回)
開催年月日
2019/09/26
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 5名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 中條功委員 小林哲男委員 西條浩章委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長兼編成部長 草田敏彦報道制作局エグゼクティブアナウンサー 高木慎也報道制作局報道制作部主任
議題
- 「雪国から甲子園へ~飯山高校野球部とともに駆け抜けた夏~」について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2019年10月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 春夏を通じ、初めて甲子園出場を決めた飯山高校の特番。常連校とはまた違って新鮮な切り口も多く興味深かった。
- 公立校同士による決勝など話題も多く、制作者は何を削るか苦心したのではないか。どこから見始めても見入ってしまう番組で、期待に応える構成だった。
- 優勝校決定からの短期間でよくあれだけの素材を集めたと感心した。とくに雪のグラウンドでの練習風景は印象的だった。
- 長靴を履いての雪上練習は安全面が気になったが、一方で、雪解けを待てない高校生らしさや、雪国だからこそ感じられる野球の楽しさが伝わってきた。
- 雪上練習の映像が3月のものであることがテロップ等で早い段階で示されるとよかった。地域によっては桜の咲く時季に、グラウンドが雪で覆われる状況が実感できたのではないか。
- 足腰を鍛えるためにどう雪を利用しているのか、豪雪地帯ならではの冬の練習法など、もっと紹介されるとよかった。
- ユニフォームの三本線が合併した3校を表しているということは、この番組で初めて知った人も多かったのではないか。
- 女子マネージャーが学校前の駄菓子店に宛てて手紙を書いた話は、店と生徒たちとの関係を微笑ましく思うとともに、女生徒の心遣いに感動を覚えた。良いエピソードを紹介してくれた。
- 県大会優勝を決め地元応援団とハイタッチするシーンは、カメラが選手たちの列に入り込んだことで彼らと同じ目線となり、臨場感のある映像だった。
- 勝ち上がっていく各試合のダイジェストの合間に様々なエピソードが紹介され、最後まで飽きずに見ることができた。
- 試合が進むごとに選手たちが成長し、監督が自信をつけていく様子が見て取れた。
- ピッチャーだけでなく、それぞれの試合で活躍した選手を取り上げていたのが良かった。
- 若い監督と選手たちが良いコミュニケーションをとれていることが番組を通してわかった。監督の来歴などについてもう少し紹介されるとよかった。
- 小さい子供からお年寄りまで夢中になって応援する様子や地元の熱気に、高校野球の持つ力を改めて感じた。
- 冬は雪に閉ざされ練習が限られる雪国の公立高校が、甲子園出場を勝ち取るという快挙の持つ意味の大きさを再確認した。
- チームの活躍が小さな町に活気を与えた、その喜びにわく地元の空気感が番組に出るともっとよかった。
- 地域を応援するabnとして、高校生たちが持つ地域づくりに貢献する潜在力など、一歩踏み込んだ内容があってもよかったのではないか。
- 一部シーンに酒の一升瓶が映りこんでいるのが気になった。高校スポーツを取り上げる番組としてふさわしくないと感じた。
- 小諸高校音楽科の生徒による大会歌の独唱が素晴らしかった。澄んだ歌声をしっかり聞かせる演出もよかった。
- 甲子園では残念ながら大敗という結果になったが、最後までさわやかな感動があった。
○2019年7月中にabnによせられた視聴者の声の総数は339件(内メール141件)、内訳は(お問合せ136件、ご意見44件、苦情0件、ご要望128件、その他31件)だった。
○2019年8月中にabnによせられた視聴者の声の総数は149件(内メール76件)、内訳は(お問合せ58件、ご意見23件、苦情0件、ご要望31件、その他37件)だった。