吉田一平ブログ

唐松岳(標高2696m) (吉田)

北アルプス入門と言えば、唐松岳。
ビギナーの後輩を連れて行きました。

よく晴れていて、横目に 一日中ずーっと白馬三山。
こんな天候に恵まれるなんて、めったにありません。

雪解け水や雨水がたまった、八方池。
ここまでは何度も来ていますが、いつ見ても見事です。

池の先には、雪渓がチラホラ。

日差しは強烈でしたが、
残雪から伝わってくる冷気や 稜線に吹く風が
灼けた肌を心地よく撫でてくれていました。

足元には、可憐で鮮やかな高山植物。
女王とも称されるコマクサが、頂上山荘付近で出迎えてくれました(写真をよ~く見ると、ピンク色が見えます)。

お花に励まされ、もうひと踏ん張り。
ピークは目の前でした。

ゴンドラやリフトを乗り継いで、標高1830mから登山開始。
およそ4時間で2696mの頂に立ちました(写真は座っていますが)。

頂上山荘付近で —さすがに疲れたのか— まさかの「登頂しなくても満足です」的な(衝撃のあまり、よく覚えていません)言葉を口にしたビギナーの後輩も、
山頂に辿り着けば、「そんなこと言いましたっけ」的な様子で はしゃいでいました。そら、そーや(関西弁)。

遠くに見える槍ケ岳、近くて遠い剱岳…(写真で分かりますか?)
峰々を眺めながら 山の上で寝っ転がると、本当に気持ちが良い。至福の時間です。