信州の百年企業

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放送内容

シーズン2・第4回「守谷商会」

2021年2月14日 日曜 午前10時55分~11時25分 放送
出演:守谷商会・吉澤浩一郎社長、草田敏彦(abnアナウンサー)ほか

県内はもとより全国各地で道路や橋梁、マンション、公共施設といった大型建設工事を手がける守谷商会。伊那市高遠で生まれた守谷駒治郎が1916(大正5)年、長野市で創業した老舗企業だ。駒治郎の曽祖父は全国的にも活躍した「高遠石工」の守屋貞治。生涯で300体以上の石仏を制作して稀代の名工といわれた。

その貞治を尊敬し、ものづくりの精神を受け継いだ駒治郎。
明治から大正にかけて県内外の数多くの橋梁工事や、今も現存する旧制松本高校校舎の新築工事などを手掛けるなど、草創期の守谷商会は長野県土木黎明期の先駆けだった。

1985年7月、長野市の地附山で発生した未曾有の地滑り災害。崩れ落ちた土砂は老人ホームを押し潰し、入所者26人の尊い命が犠牲となった。地滑り発生の瞬間、同社社員が偶然現場に居合わせた。間一髪の脱出劇、そして直後から始まった捜索活動と復旧工事。35年の歳月を経て当時を知る人物が災害の記憶を語った。

守谷商会 吉沢浩一郎社長|信州の百年企業
守谷商会 吉沢浩一郎社長・草田敏彦アナウンサー|信州の百年企業
守谷駒治郎|信州の百年企業
守屋貞治の石仏|信州の百年企業