信州の百年企業

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放送内容

第3回「綿半ホールディングス」

2020年1月26日 日曜 午前10時55分~11時25分 放送
出演:「綿半ホールディングス」代表取締役 社長 野原勇 / 草田敏彦(abn)ほか

綿半の創業は、422年前の1598年。織田信長の家臣だった武将が本能寺の変の後、信州飯田に移り、刀を捨てて伊那谷で綿の商いを興したのが始まり。その子孫、綿屋半三郎の名を取って「綿半」と呼ばれるようになった。200年以上続く綿の時代の後、明治初頭には時代を見据えて鉄やセメントを扱う金物商に転換。そしてお馴染みのホームセンター事業へと発展する。

さらに主力事業として、鉄骨加工と自走式立体駐車場などの建設、貿易と医薬品開発にも取り組んでいる。綿半は近年、ホームセンターに生鮮食品も扱うスーパーマーケット機能を加えたスーパーセンター化を推進。さらに積極的なM&A戦略を進めて、住宅メーカーやIT関連企業、東京や愛知のホームセンター、スーパーマーケットを取り込み、グループを大きくしている。

ただ、グループ企業が増えればこその違和感があったと野原勇社長は、語る。グループ各社が集まった時にまずは「初めましてと名刺交換…」。力が分散して、もったいないと感じた野原社長は、グループの再編に力を注ぐ。綿半を創業した信長の家臣は、「合」の旗印を掲げていた武将。その「合」の文字が今も綿半グループの統一マークとして使われている。力を合わせ、地域を守る武士の志が今にも生きている。

綿半ホールディングス|信州の百年企業
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