長野朝日放送・放送番組審議会(第283回)
開催年月日
2019/06/27
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 5名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 山口美緒委員 西條浩章委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長
議題
- 「シリーズ信州の美 春の花」について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2019年7月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 長野県は、CATVの普及率が高く各地に根付いている。そういった地元ケーブルと協力しての番組制作は、地方局として良い試みだった。
- 長野県の良い所を再発見することができ、地元の人たちに誇りを感じさせる内容。また他所の地域からは行ってみたいと思わせ、地域振興にもつながる良い企画だった。
- CATVは地元への思い入れも強いだろう。そこに高い撮影技術が加わり、より印象的な映像となっていた。こうした番組が刺激となり、さらに質の向上につながるのではないか。
- 4Kカメラでの撮影やドローンを駆使した映像など、非常に美しく見ごたえがあった。
- 桜の木の下で抹茶を楽しむ様子など、人が映りこんだ場面がより印象に残った。花見客へのインタビューをあえてカットしなかったところも自然で好感が持てた。
- 花の美しさだけでなく、例えば桜の木と人の係わり、その土地の物語や人々の営みが描かれると、内容にさらに深みがでたのではないか。
- 残雪の山並みを背景にした桜や菜の花畑などは、信州だからこその美しい風景でタイトルに合っていた。全国どこにでもある景色ではなく、「信州らしさ」をもっと掘り下げるとよかった。
- 上空からの映像は、桜並木の続く様子や龍岡城五稜郭の形が良くわかり、普段の目線と違うドローンの良さが際立った。一方で、比較する建物などが無い場所ではかえってサイズ感が伝わりにくいと感じた。
- ドローンの多用で同じような映像ばかりになっていたのは残念。花のアップがかえって新鮮に映ったり、花見客の賑わいが人間味を感じさせた。
- BGMとして春にまつわる歌が流れていたが、歌詞のある曲だと内容が映像とマッチしなかったり、気になって画面に集中できない。インストゥルメンタルの曲を中心にしたほうがいいのではないか。
- 映像のクオリティにバラつきがあり、所々で簡易トイレや注意看板、ドローンの影などの映りこみが気になった。
- 撮影日などの情報があると桜前線の動きがわかり、縦に長い信州の特徴が伝わったのではないか。
- 英文で説明を入れ、観光地やインターネットで見られるようにすれば、信州の良さを世界に発信できるのではないか。
- シリーズということで、今後も夏、秋、冬の放送に期待したい。
○2019年5月中にabnによせられた視聴者の声の総数は136件(内メール35件)、内訳は(お問合せ71件、ご意見29件、苦情0件、ご要望18件、その他18件)だった。