長野朝日放送・放送番組審議会(第282回)
開催年月日
2019/05/23
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 6名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 岩井修委員 小林哲男委員 山口美緒委員 西條浩章委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 山岸寿美編成業務局長 伊藤永嗣編成業務局編成部長 郡司勝己報道制作局長 小林明子報道制作局報道制作部統括部長 上沢賢一報道制作局報道制作部担当部長
議題
- 「信州ステキライフ 移住でみつけた 私の人生」について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2019年6月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 「地方移住=田舎ではない」という切り口はこれまでにない視点で新鮮。若い移住希望者が増えていることも、価値観の変化を感じ面白いと思った。
- “定年後のセカンドライフ”というイメージが強かった地方移住。東京で開かれた女性向け説明会に20~30代の若い女性が大勢集まっている様子はニュース価値のある映像だった。
- 番組で紹介した移住者の皆さんは、移住先の地域バランスも考えられており、また職種もバラエティーに富んでいて、移住ライフの多様性を感じさせた。
- ナビゲーターの篠原信一さんは、ご自身も安曇野への移住を計画中ということで、テーマに沿った良いキャスティングだった。コメントも率直で好感が持てた。本人が取材に行っていないパートについても、篠原さんのコメントがあると良かった。
- シリーズ第5弾ということで、サブタイトル通り、移住者の人生にまで踏み込んで番組を進化させたように感じた。
- グリーンシーズンから雪景色の映像まで、長期間の取材で丁寧に番組が作られていると感じた。
- 苦労はありながらも移住者の皆さんの表情が明るく、GDPなどの数字に表れない田舎の豊かさが表現されていた。
- 移住者の話だけでなく、地元の人々とどうかかわっているかがわかると、もっと親しみがわいたのではないか。
- 「移住川柳」は、地元住民にとっては思わぬ発見があり面白かった。
- 長野県民にとっては、あらためて住んでいる所の良さを知ることができる番組だった。
- 番組冒頭で20~30代女性の移住希望者が多いことを紹介した割に、実際に取り上げた5組の中で若い女性が1人だけだったのは残念。
- 「移住ぐらしはステキなことばかりじゃない」というコメントがあったが、内容的にはどちらかというと起業や経営に関する課題であり、違和感があった。
- 県内で放送しているのに移住を考えている県外者に呼びかけるような内容で、視聴者として想定しているターゲットが分かりにくい。
- 車を運転している出演者にインタビューしているシーンがあり気になった。苦労話を思い出し、語りながらの運転は安全上問題であり、ああいった取材は控えるべき。
- 移住者の経営するホテルの宿泊客が、氷が張った湖に立つシーンを見てヒヤッとした。危険ではないとしても、それを説明するテロップ表示をする等配慮が必要。
- なぜ長野県が移住先人気No.1なのか、ぜひ取材してその理由を見つけ出してほしい。今後、長野県を県外や世界にアピールするためのセールスポイントになるはずだ。
○2019年4月中にabnによせられた視聴者の声の総数は164件(内メール48件)、内訳は(お問合せ73件、ご意見32件、苦情0件、ご要望32件、その他27件)だった。