上品な艶と柔らかな手触り。そして、「このバッグだったら、こんな洋服と合わせたいな」などと、想像が広がる素敵なデザイン。リンゴの搾りかすで作る「りんごレザー」の革小物です。
開発したのは、長野市に拠点を置くSORENAの伊藤優里さん。シードルなどを作る時に出る皮や種を、余すことなく使っています。2児の母だという彼女。自分の子どもたちにどんな未来を残せるか、その気持ちも新素材開発の原動力になったそうです。
日々、生活していれば「もったいないなぁ」と思うことってありますよね?気が付いたら賞味期限が切れていたり、食べきれずに残してしまったり…。
伊藤さんにお会いした後、そんな日々の「もったいない」をなくしたいと考える機会が増えました。そして、りんごレザーを使って、次はどんな商品が生まれるんだろうと期待しています。
そもそも、食品ロスが減れば、新商品開発は不要なのですが…。そんなことを考えながら、もちろん、リンゴの皮は剥かずにそのまま食べています。