abn 長野朝日放送

善光寺平の夜景を眺めながらドラム缶風呂、控え目に言って…最高でした。ディレクターが県内の個性的な宿泊施設に泊まり、宿と周辺の魅力を探る企画「泊まってみたらスゴかった！」。今回は、シリーズ初のゲストハウスに泊まってみた。

重要文化的景観などに選ばれる千曲市の姨捨の棚田。そんな場所にある「姨捨ゲストハウスなからや」では、ドラム缶風呂に入ることができる（※すべてセルフサービス）。きっといい映像が撮れるだろうと、軽い気持ちで準備を始めたのが、午後３時。慣れない手つきで薪割りをして、火が着いたのが、午後４時。日が暮れ、辺りが暗くなり始めたが、水はまだまだ冷たい。薪をくべ、ゆっくりとお湯が温まるのを待った。

ようやくいい温度になったのが、午後９時。薪割りから６時間、服を脱ぎ、タオルを巻いて寒空のもとへ。お湯に浸かった瞬間、体が冷えているせいか、少し熱く感じたが、肩までつかると、なんともちょうどいい。目の前に広がるのは、善光寺平の夜景。見上げれば、月と星空、振り返れば姨捨駅でスイッチバックする篠ノ井線の車両。普通の露天風呂では、これほどまでの開放感は得られない。

待った分だけ最高の時間を味わうことができた。
この絶景は、ぜひ番組をご覧下さい。