abn 長野朝日放送

散歩の文化は、明治時代から始まったそう。それ以前は、目的もなくただ歩くのは無駄なことだと。江戸時代の人には怪訝な顔をされそうですが、往時の佇まいが色濃く残る街並みをそぞろ歩いてきました。
その地域に詳しい方に案内して頂く「おさんぽ先生」。待望の第二弾は、長和町の『和田宿』です。中山道２８番目の宿場町、大層賑わいました。参勤交代の大名行列や旅人達が急いだその道を、令和に歩く。早春の光が注ぐ旧中山道に今、新しい風が優しく、そして確かに吹き始めています。

古民家をリノベーションして料理好きな若いママさんがカフェを開店しました。創作ピザが美味しい！自らの手で古い屋敷を改築した元エンジニアは、自分の好きな肉を提供するレストランを開業。肉が旨い！個々の活動を有機的に繋げて、点から線に昇華させたのが今回のおさんぽ先生。街づくりのプロデューサーです。県外出身者ゆえにできたしがらみのない大胆な方策、チャレンジ精神の塊。うーん勉強になりました。託された道の駅を拠点にネットワークを広げています。静謐な宿場町に産声をあげた息吹きを感じながら、一緒に歩きませんか。