abn 長野朝日放送

あまり大きな声では言えませんけどね、取材前、これってムズイ（一度使ってみたかったんです）って思う企画も正直ある訳で。今回のテーマもそう。だって海なし県で、「養殖」ですぞ。大丈夫かぁ。

私の故郷、静岡県浜松市は、鰻の養殖で有名。浜名湖近くに多くの池があります。最近では牡蠣も盛ん。まぁことほどさように、海が近くにないと成立しない。しかーし、杞憂という言葉は、こんな時に使うのだ。海がない信州で今、養殖産業が実に熱かった。

出向いたのは２か所。小県郡長和町と下伊那郡喬木村。まごうことなき山間地。そこには確かに養殖場があったのだ！ともに数年の歳月をかけ、事業が動き始めています。何を養殖？では、ヒントです。長和町は世界三大珍味。喬木村はコラーゲンたっぷり。おわかりですか？私が「獲ったどー」と抱えた瞬間、重さがズンと。それは信州の県魚にするんだという情熱と責任の重さでありました。

海がなくても熱い魂があれば思いは叶う！そんな男たちの物語をお見逃しなく。因みに「いけす！養殖天国」は、３０年以上前の番組「いかすバンド天国」から拝借しました。念のため。