abn 長野朝日放送

「稲垣って何歳だっけ！」と、ディレクターから聞かれました。私は、「24歳になったばかりです！」するとディレクターは…「おぉ同い年だ！」と。

今回伺ったのは、松本市にある銭湯「富士の湯」。今年で創業84年になる老舗銭湯です。
現在は3代目の阿部憲二朗さんが経営していますが、4代目にあたる息子の憲瑞さんが経営に参加し始めているんです。憲瑞さんは私と同じ24歳。この年齢で、家業を継ごうと決意した思いに迫ってきました。

「富士の湯」のお湯は、名水百選にも選ばれる松本の湧水を、地下から汲み上げて使っています。煮沸しなくても飲めるくらい奇麗な水なんです。さらに、浴室から見える庭にもこだわりが詰まっています。
収益で考えたら、銭湯を経営するのは難しい時代。そこに果敢に挑む4代目は、銭湯に対する並外れた情熱を持っています。そんな彼の周りには、地元の仲間たち、銭湯への思いを持つ多くのボランティアが集まってきます。たくさんの人を巻き込む力を持つ4代目が継ぐ「富士の湯」に一度足を運んでみてください！