abn 長野朝日放送

みなさんは家族で出かける食堂、子どものころから通うお気に入りの食堂はありますか？　私は今回のロケで見つけました。

伊那市にある「みや川」。夫婦２人で切り盛りしている食堂です。開店前から行列ができて、すぐに満席になってしまう繁盛店。帰省の時には必ず食べに来るという常連客もいらっしゃいました。

皆さんがそろって頼んでいたのが、から揚げ定食なんです。とにかく大きさがすごい。ソフトボールほどのから揚げがてんこ盛りで、どのお客さんもおなかいっぱいになって、満足顔で帰っていきます。

もちろん私も挑戦しました。一つ２５０グラムのから揚げが５個のった定食に。

まず驚くのは、簡単には箸で持ち上がらないこと。いろいろなグルメリポートをしてきましたが、料理を口に運ぶのにてこずるという経験は初めてでした。

次に驚くのは予想以上に食べられること。はじめは大きさに圧倒されてしまうのですが、食べると、これがおいしい。自分が思っていた限界を、あっという間に超えてしまうんです。

そしてもう一つ、お客さんがとても協力的なこと。高齢な２人を思いやって、みなさんいろいろなことを手伝っていました。文句を言う人は誰一人いません。それどころか、初めてのお客さんには常連客が「みや川ルール」を教えてくれるんです。地域の味を守る夫婦を、地域の人たちが支えているのだと感じました。

今回は、地域の食を支え、人々から愛されてやまない食堂の主人たちの思いに迫ります。飯山、東京それぞれの場所で父から受け継いだ味を守り続ける兄弟、１００を超えるメニューが並ぶ長野市の食堂、大盛りカレーが有名な家族食堂……。人情も、うまさも、てんこ盛りです！

長野朝日放送　１６日午後６時５５分から　「人情＆旨さテンコ盛り！みんな大好き　家族食堂」