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県消防防災ヘリ墜落事故から9年 安全への誓新たに

県の消防防災ヘリが墜落し、乗っていた9人全員が死亡した事故から5日で9年です。松本市で追悼式が開かれ、安全の誓いを新たにしました。

■「黙とう」

松本市の公園で開かれた追悼式。慰霊碑の前には事故の犠牲となった9人の写真が並べられ、遺族や阿部知事など約60人が参列しました。

■阿部知事
「あなた方が身をもって示された高潔な精神を、隊員一人ひとりが確実に継承し、常に細心の注意を払いながらヘリを運航してまいりました」

9年前の3月5日。
県の消防防災ヘリ「アルプス」が、救助訓練に向かう途中で松本市の鉢伏山に墜落。乗っていた9人全員が亡くなりました。

■高嶋俊郎さん
「この9年間、1日たりとも思い出さない日はありません」

高嶋俊郎さんは息子の典俊さん(当時37歳)を亡くしました。

■高嶋俊郎さん
「いつも亡くなった37歳のあいつが出てきて。こっちはどんどん年取っちゃって。(隊員が)変わらず山林火災とか山岳遭難の時に活躍してくれること。それが遺族たちへの供えになると思います」

■「黙とう」

亡くなった9人のうち大工原正治さんが所属していた佐久広域連合消防本部でも黙とうが捧げられました。
本部では毎月5日を「安全管理の日」「正治の日」と定めています。青柳護さんは7年間大工原さんと同じ庁舎で、働いていました。

■佐久広域連合消防本部 青柳護さん
「安全管理を徹底し隊員の事故がないよう、また住民の安全をしっかり守れるよう、遺志を継いでいきたいと思っています」

隊員は教訓を胸に刻み安全運航への誓いを新たにしました。