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スキー場での雪崩…前日までの気温上昇が原因か

2月28日、長野と新潟の県境にある斑尾高原スキー場で雪崩が発生し、4人が負傷しました。気温が上昇した際に起きやすい「全層雪崩」が起きたとみられています。
もし…自分が雪崩に遭遇したら…覚えておきたい注意点をまとめています。

■記者リポート
「あちらに見えているのが雪崩が起きたコースなんですが、肉眼でも雪が崩れ落ちた様子が見えています」

斑尾高原スキー場で2月28日に発生した雪崩。上空からはブロック状の雪が連なり広がっている様子が見えます。
1日は警察や消防約20人が現地調査を行ない、雪崩の規模は最大で幅が185m、長さが600mに渡っていたことが分かりました。
当時、別のコースで滑っていたスキー客は…

■スキー場の利用客
「しゃびしゃび(水っぽい状態)でした、雨が降ってたので」

飯山市では、雪崩が起きる前日まで10℃以上の気温の高い日が2日続き、当日も3月下旬並みの暖かさ。さらに、時折雨も降っていました。こうした気温の高い日や、雨が降ったあとに起きやすいという「全層雪崩」。その特徴は…

■山本紅里気象予報士
「新しい雪だけが滑り落ちる真冬に多い表層雪崩とは違い、降り積もった雪が全て滑り落ちるのが全層雪崩の特徴です。スピードは自動車並みになることもあり、コンクリート製の建物を一気に押し倒すくらいほどの威力がある」

今回の雪崩でも14歳の少年を含む5人が巻き込まれ、うち4人がけがをしました。
スキー場によると当日の点検では、亀裂などの雪崩の予兆は見られなかったと言います。
では、万が一遭遇してしまった場合どうすれば良いのか…

■山本紅里気象予報士
「雪崩はまっすぐ滑り落ちるので、斜面に対して左右に逃げてください。なるべく端の方まで逃げてください。万が一雪崩に巻き込まれた場合は、自分の存在に気付いてもらうために大声で叫ぶようにしてください。雪の中を泳ぐようにして浮上してください」

飯山市では2日も雪崩注意報が出ていて、3日からは県内で警報級の大雪が降る恐れもあります。

■山本紅里気象予報士
「3日も大雪が予想されているので積雪が増えるんですが、この先1カ月、気温が高い予想になっているので引き続き春も雪崩には注意が必要です」