県内ニュース

新海誠監督の原点の地に新たな映画館が誕生へ

「君の名は。」などを手掛けた新海誠監督の原点の地に新たな映画館が誕生します。建設予定地で地鎮祭が行われ、地域の映画文化復活へ期待が高まっています。

佐久市に新たな映画館の建設を決断したのが、新海誠監督が所属するアニメーション制作会社の川口典孝さんです。

■CWFシネマズ 川口典孝社長
「この空とかこの土地が、新海誠を育てたおかげで、『ほしのこえ』ができて、『君の名は。』ができて、『すずめの戸締り』ができて、今、多分オレがしなきゃいけないのは、この土地への恩返しじゃないかなと思うに至りました」

佐久地域で唯一の映画館として28年間、多くの人に親しまれてきた「佐久アムシネマ」は、設備の老朽化に伴い2023年9月に閉館しました。その際には、高校時代にこの映画館を訪れていた新海監督も舞台あいさつに駆け付けました。

■新海誠監督
「アムシネマで舞台あいさつさせて頂くのがきょうで最後ということで、そう思うととても寂しい。皆さんこれからどこで映画を見るんだろうとそれが一番心配」

その日の夜のことでした。

■CWFシネマズ 川口典孝社長
「アムシネマの最後の舞台あいさつの後にどえらい寂しそうに見えたんですよね。じゃあオレが映画館やるわと言ったのがその日です。あれがスタートでした」

地域の映画文化を存続させようと、新海監督が所属するアニメーション制作会社や地元企業などが出資し、新会社・CWFシネマズをおととしに設立しました。

■CWFシネマズ 川口典孝社長
「きっとこの映画館を中心に、中込はもっと盛り上がる、小海も盛り上がるきょう来てくれたぼくたち一丸になって、信じて邁進していきましょう」

映画館は2027年の開業を目指しています。
建物は2階建てで、70席と40席の2つのスクリーンを設置、新海監督にちなんだミニギャラリーを設けるなど、文化の発信地としての映画館を目指しています。