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春先の下草火災減少へ…穂高消防署が住民に説明

春先に頻発する下草火災の減少につなげます。安曇野市の穂高消防署が、火災にならない野焼きの方法などを地元住民に説明しました。

3日夜、安曇野市穂高で開かれた火災予防の説明会。穂高消防署の職員と地元の農業関係者など約30人が出席しました。
県内では、春先に行われる野焼きから火災につながるケースが増えています。
松本広域消防局によると、管内では今年、野焼きや焚火などによる下草火災が37件発生し、去年の同じ時期と比べて15件増えています。

穂高消防署の青木憲太郎署長は、野焼きをする時は風が弱い午前中に行うこと、燃やしたくない場所には予め水をかけ、消火用の水を大量に用意することなどを呼びかけました。

■農業関係者
「きょう言われたことを守りながら、安曇野市から北穂高から、あぜ草焼きや焚火による火災が発生しないように万全を期したい」

■農業関係者
「燃やしたくない所に水をかけることはやっていなかったからこれからやりたい」

■穂高消防署 青木憲太郎署長
「一人で作業しないこと(が重要)。複数人で分担して行えば、監視する人、万が一の時に水をかける人(に分けられる)、そういったことを徹底してほしい」