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2日からマイナ保険証に完全移行…県内の病院では…

2日から従来の健康保険証に代わり、マイナ保険証の利用が基本となりました。県内の病院では、初めて利用し戸惑う人の姿もありました。

■記者リポート
「従来の紙の保険証がきのうで期限が切れて、きょうからはマイナ保険証に移行されました。こちらの機械で受付ができます」

長野市にある東口病院の受付です。受付のカードリーダーに「マイナ保険証」を置いて、顔認証か暗証番号で本人確認をします。

■受付
「こちらで登録お願いできますか?」

マイナンバーカードと保険証の紐づけは受付のカードリーダーで行うこともできます。
こちらの女性も少し戸惑いながら手続きを済ませました。

■マイナ保険証を初めて使用
「(Q.マイナ保険証の仕組みは?)知りませんでした。丁寧に教えていただいて大丈夫でした」

マイナ保険証の利用率は10月時点で県内では35.3%でした。一方、東口病院では8月時点で約5割、最近は半数以上の人が使っているといいます。

■約1年前からマイナ保険証を利用
「機械に入れるのが前はなかったからちょっと面倒ですけどね、もう慣れました」

自分の過去の病歴などを共有でき、医療の質の向上などが期待されるマイナ保険証。こちらでは、初診患者の保険証の情報を手作業で登録する必要がなくなるなど、現場の負担軽減にもなっているといいます。

■東口病院医事課 斉藤加歩さん
「マイナ保険証を進めていきたいと思っていますので、何かわからないことがあれば丁寧にご説明していきたいと思っております」

利用が本格化したマイナ保険証。2日以降、期限が切れた従来の保険証も資格情報が確認できれば来年3月末までは使えますが、マイナ保険証を登録していない人は「資格確認書」の利用が基本になります。