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おにぎりの形の干支の置物づくり 来年の干支は午

ころんとした可愛らしい形。その中に収められたのは来年の干支・午(うま)です。
おにぎりの形の干支の置物を作っている南木曽町の佐藤裕宣さん(74)。
木材を細かく切り分け、やすりで丁寧に削って仕上げます。

■佐藤裕宣さん
「持った感じ、おにぎりを手で持った感じ、ということで、角張らない、すべすべした感じに仕上がってると思います」

この置物、元々は町内の木工職人・岩田四郎八さんが作ったものでした。
しかし、岩田さんが2020年に亡くなり、置物づくりが途絶えてしまうことに…。
そこで、以前から岩田さんの作品のファンだった佐藤さんが知り合いから打診され、5年前に復活させました。

■佐藤裕宣さん
「(岩本さんの作品を)見て、まず手本にして作り始めたので、私が色々アレンジを加えて、私らしく作ろうかなということで」

目と口を書き込み、最後に「空想・翁」と書かれた印を押します。

■佐藤裕宣さん
「空想するおじいさんという。短くして『クソジジイ』と言います」

置物は郵送のほか、妻籠宿の観光案内所で販売されるということです。