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空き家バンクで辰野町職員が不当利益 刑事告訴へ

辰野町は、空き家バンクを担当していた職員が物件の売却などを巡り不当な利益を得ていたと明らかにしました。町は、職員を刑事告訴する方針です。

今年3月、空き家バンクを担当していた40代の男性係長が、登録申請された住居と土地を町のホームページに掲載せず自ら150万円で購入していました。
また、その物件を県外の会社へ月額5万円で貸し渡し不当な利益を得た上、5年後には580万円で売却する契約を結んでいました。

■辰野町・長谷川洋二顧問弁護士
「分かりやすい例で言えば、空き家バンク担当の町職員が自分で不動産業者をやっていたみたいなことなんです」

町は8月、外部からの情報提供により不正を覚知し調査した結果、11月21日に係長は事実を認めました。係長は現在、自宅待機しています。
町は今後、係長を刑事告訴し懲戒免職する方針です。