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伊那強盗殺人裁判初公判　被告は起訴内容を一部否認

伊那市で85歳の女性を殺害し、通帳などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた男の裁判員裁判が始まりました。
被告は起訴内容を一部否認しました。

強盗殺人などの罪に問われているのは伊那市の無職橋爪亮太被告（30）です。
起訴状などによりますと橋爪被告は2022年12月、伊那市に住む原貴努代さん（当時85歳）を殺害し、通帳やマイナンバーカードを奪ったほか、別の人の通帳を使い不正に現金135万円を引き出したとされています。

長野地裁で始まった裁判員裁判で、橋爪被告は原さんを殺害して通帳などを奪った行為については認めましたが、起訴内容について「少し違うところがあります」と一部否認しました。また、被告の弁護士は「被告は窃盗目的で侵入していて、事後強盗による強盗殺人にあたる」と主張しました。

裁判では殺意が発生した時期や経緯が争点となります。
判決は来月19日に言い渡される予定です。