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【続報】松本市山林でキノコ採り遭難 対策は…

キノコ採りに出掛け、6日から行方が分からなくなっていた男性が警察に救助されました。県内では10月に入りキノコ採り遭難が相次いでいます。

救助されたのは松本市に住む82歳の男性です。警察によりますと男性は6日午前6時ごろ1人でキノコ採りのため松本市波田の山林に入りました。夜になっても帰宅しなかったため家族が警察に通報しました。

警察が7日朝から捜索したところ、山中の林道で男性の車を発見し、午前10時すぎ、その付近で男性を見つけました。男性は意識がありましたが肋骨を折るなどの重傷で、ヘリコプターで救助され松本市内の病院に搬送されました。

警察によりますと県内では10月に入ってキノコ採り遭難が6件相次いでいて、そのうち上田市と大鹿村で2人が亡くなっています。

県山岳総合センターは10月からキノコ採りの際の注意を促す動画を作りました。ヘッドランプや防寒着を持参するなどを呼び掛けています。

担当者は「キノコ採りのリスクを、本人だけでなく家族など周りの人にも知ってもらいたい」と話しています。