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ウォーキングイベントでリニア新幹線工事現場を公開

リニア中央新幹線の工事現場を歩くイベントが28日に喬木村で開かれ、参加者が建設が進む高架橋などを見学しました。

そびえ立つ高さ約30mの橋脚。
リニア中央新幹線の数少ない地上区間の工事現場です。

JR東海は28日、飯田市の元善光寺駅から約10キロを歩くイベント「さわやかウォーキング」を開催し、約250人がコースの途中で喬木村のリニア中央新幹線・天竜川工区を見学しました。
村を東西に横切る長さ約445mの高架橋が建設されている現場です。

■参加者(静岡から)
「すごくでっかいなって。しっかりしたところで、意外と高いところ通るんだなとか、実際に見てやっと実感したというか」

■参加者(飯田市から)
「実際に本当に通るんだなっていうのが、まだ実感が湧かないかなと」

普段は決して見られない工事現場の内部です。

■JR東海長野工事事務所 飯塚貴洋主任
「工事現場を見ていただき、より親近感を湧いていただいたり、リニアの工事をご理解いただければと考えております」

リニア中央新幹線が開通すれば、飯田市に設置予定の駅から東京・品川駅まで約45分。
アクセス向上に期待が高まります。

■参加者(松川町から)
「南信州は陸の孤島と言われ続けていて、リニアが開業すればすごく快適な旅の移動ができると思いますし、すごくいいと思います」

参加者は、建設が進む天竜川を渡る橋の橋脚も見学し、工事の進み具合を実感しながら、再びウォーキングコースを歩いていきました。