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大学の講義室にネーミングライツ 信州大学で初 

信州大学の講義室に新たな名称が付くことになりました。松本市内で水道メーターなどを開発する企業が講義室の命名権を取得しています。

講義室の新たな名称は「東洋計器講義室」。
信州大学は財源の確保を目的に、去年から施設に名前を付けることができる「ネーミングライツ」を募集してきました。
今年6月、松本市で水道メーターなどを開発する東洋計器が、「20番講義室」の命名権を取得。9月29日から5年間、「東洋計器講義室」の名称が使われます。ネーミングライツ料は年間143万円です。

企業側のメリットは…。

■東洋計器・土田泰正社長
「少しでも(地元に)どういう企業があるか、社会にどういう仕事があるか、そういったことを一学年の内から気付くきっかけ、何かのきっかけになればうれしいなと思っています。」

講義室の座席数は330。必修科目の講義で使われるためすべての学生が利用します。また、講演会などで大学外部への貸し出しも行われる予定です。

■信州大学・中村宗一郎学長
「このネーミングライツ事業は本学におきまして初めての第1号、記念すべき大きなタイミングと思っています。」

信州大学は、県内5カ所のキャンパスで命名権の取得パートナーを募集しているということです。