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新米コシヒカリの品質検査 初日は全量「一等米」

猛暑が続く中、安曇野市でコシヒカリの出荷に向けた品質検査が始まりました。2日に持ち込まれたすべてのコメが「一等米」となりました。心配された高温の影響は少ないとみられています。

安曇野市穂高にある検査場には、地元で取れたコシヒカリ約10トンが持ち込まれました。
検査員が「穀刺し」と呼ばれる道具で玄米を袋から抜き出し、形や色、水分の量を調べました。

■検査員
「14.5%を目標に調整をお願いしておりますので、ちょうどいい水分量ですね。」

今年は高温の影響が心配されたため、田んぼの水を入れ替え、水温を下げるなどの対策をしてきました。そのかいがあってか検査の結果は・・・

■検査員
「本日集荷いたしました安曇野産コシヒカリにつきましては全量『一等米』となりました。」

■JA全農長野・米穀課 池田吉隆さん
「高温という難しい環境下であったわけですけども、生産者の方々がまじめに大事に栽培管理を進めていただいたことも含めて、我々としてもしっかり販売に結びつけていきたいと考えております。」

新米は今月下旬から県内のスーパーなどに並ぶということです。
農林水産省によると、8月18日から24日までに販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は3776円で、前の週から28円下落しました。

新米の価格は、需要の高まりや猛暑の影響などで全国的に去年よりも高値で取引される見通しが強まっています。