abn 長野朝日放送

南信州で食べるお盆の味と言えば…まんじゅうを丸ごと揚げた「天ぷらまんじゅう」です。中には、ずっしりとあんこが入っています。

こちらのスーパーでは、天ぷらまんじゅうの特設コーナーがありました。朝から大勢の客が買い求めています。

■喬木村から
「これ買わんとやっぱり。お盆の定番だで」

■喬木村から
「仏様へお供えするんです」

■豊丘村から
「もうずっと子どもの時から食べていたので」

■飯田市から
「揚げたてが一番おいしいですよ。カリカリのふわふわでね」

■安曇野市から飯田市へ帰省中
「安曇野市の方にはあまりないので実家に帰ってきて揚げてもらうのが楽しみです」

天ぷらまんじゅうは上伊那・下伊那地域など南信州のお盆には欠かせない郷土料理です。

■Ａ・コープたかぎ店
「ほとんどの家庭でお召し上がりになっていると思います」

この店ではお盆の期間中、およそ2000パック以上の売り上げを見込んでいます。

飯田市のグループホーム「こころ」では、毎年8月13日に天ぷらまんじゅうを食べています。作り方は、至ってシンプル。

買ってきたまんじゅうに衣を付けて揚げるだけ。天ぷらまんじゅう用のまんじゅうは、皮が軟らかいため揚げても硬くならないということです。

■飯田市出身
「大好き。おいしい。」

■飯田市在住
「専用のおまんじゅうはお盆の時しか売っていない。私の子どもたちも大好き。
帰ってくるたびにおまんじゅうほしいって言う」

■上伊那出身
「甘くておいしいです。ほんと。待っているような感じかな。必ず食べられるって感じ。
お盆だから。」

それぞれの地域に、愛されるお盆ならではの味がありました。