県内ニュース

どうなる?…長電バス 屋代須坂線の「撤退視野」に

長電バスは、長野市を経由して須坂市と千曲市を結ぶバス路線「屋代須坂線」について、「撤退を視野」にと表明しました。

これは、県の公共交通活性化協議会の部会で明らかにされました。長電バスは、2012年から、長野電鉄屋代線の廃止代替バスとして「屋代須坂線」を運行してきました。便数は、2024年に既に減らしていましたが…

■長電バス 鈴木立彦社長
「日中に関してはバスでの輸送に足る量ではない。事業者としては減便もしくは撤退をお願いしたい」

利用者の7割が通学する学生で、日中の利用が少ないとしてバス路線からの「撤退を視野に入れた」と踏み込みました。委員からは…

■長野高専 柳沢吉保名誉教授
「昼間の便は減便でも仕方ないが、通学通院は確保できる減便でお願いしたい」

行政の担当者からも『通学の足』の確保を求める声が上がりました。

■長野県 長野地域振興局 坪井俊文局長
「対応策については生徒の進路選択の時期を考慮して、10月ごろまでに当部会分科会で示したい」

事務局の県は、長電バスの申し出を受け、10月をめどに早急に対応策を協議する方針を示しています。