abn 長野朝日放送

松本市に日本の文化が体験できるレストランがオープンしました。年々増加する外国人観光客をターゲットにしています。

料理を楽しむ客を前に軽やかな演武が繰り広げられます。
松本市にある割烹松本館。「鳳凰の間」は昭和初期に建てられ、国の文化財に登録されています。
この歴史ある建物内にオープンした「松本侍」は、完全インバウンド向けの体験型レストランです。
お披露目会には市内で宿泊施設を営む外国出身のオーナーや、その家族などが招かれました。

■松本市内から参加
「侍が戦っていたところが（楽しかった。）」

松本市を訪れる外国人は増加傾向にあります。去年、市内に宿泊した外国人は過去最高の32万人。円安などの影響で、今年はさらに上回る見込みです。

インバウンド需要を見込んでオープンした「松本侍」。発起人は松本市在住のユーチューバー、セゴリータ三世さんです。

■セゴリータ三世さん
「もっと外国人の方に向けて通訳も用意してですね、店でお話すればより深く日本の文化を理解してくれるんじゃないかなと常々思っていて、せっかくだったら行動にしてみようということでこちらの事業を立ち上げてみようと思った。」

日本ならではパフォーマンスと料理が楽しめるレストラン。メニューは2週間ごとに変わります。

■松本市内から参加
「お料理は味が深くておいしいです。」

■市内で旅行・宿泊業
「とても良い経験。おいしい長野の食べ物、すばらしい建物、エキサイティングな侍パフォーマンス」

オープン初日の評価は上々のようです。

■セゴリータ三世さん
「日本に来たらまずこのお店に来ないとって思っていただけるような施設にしたいと思っています。」

土日を中心に月10日ほど営業し、外国人に日本の文化を体験してもらうということです。