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阿部知事が岐阜県知事とリニア開業などで意見交換

阿部知事は岐阜県の江崎知事と懇談し、両県にまたがる御嶽山の国定公園化や、リニア開業を見据えた地域活性化などについて意見を交わしました。

木曽町の御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳」の視察に訪れた阿部知事と岐阜県の江崎禎英知事。
長野・岐阜の両県は今年3月、環境省に対し御嶽山とその周辺地域を国定公園に指定するよう申し出を行っています。
視察では、2014年の御嶽山の噴火による犠牲者の遺品や、火山研究の取り組みなどを見学しました。

午後は、木曽踊りを見学したあと懇談会が開かれました。
その中で両知事は、リニア中央新幹線の開業を見据え、連携などについて意見を交わしました。

■阿部知事
「リニアの岐阜県駅(仮称)が出来れば、この地(木曽地域)を訪れる方のかなりの部分が岐阜県駅を利用して来ると思う」

木曽地域は、隣接する岐阜県中津川市に設置される予定のリニア中央新幹線の新駅からの誘客を模索しています。

■阿部知事
「両県で価値観は共有していると思っている。海外に向けても発信出来るような観光地づくりを進めていきたい」

■江崎知事
「外国の人にとって県境は関係ない。良いものをより知ってもらうために、両県が一緒になりながら、より良いおもてなしが出来れば最高だと思う」

長野・岐阜の両県は、リニアの新駅を中心とした交通網の整備を協力して進めていきたいとしています。