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「いのちのエンジニア」仕事体験に高校生が参加

松本市の病院で高校生向けの職場見学会が開かれました。医療の現場を体験してもらうことで、進路選びに役立ててもらう狙いです。

■高校3年生
「いろんな職業の体験が出来ると知って参加しました。」

松本市の相澤病院で行われたオープンカンパニー。松本・諏訪地域の高校生向けに開かれた職場見学会です。39人が参加し、チームに分かれて看護師や薬剤師など7つの職種を体験しました。

■臨床工学技士
「心臓の手術が終わりました。ここにある血液をちょっとずつ患者さんに戻していく」

説明するのは、集中治療室や透析の現場などで医療機器の操作・管理をする臨床工学技士です。生命の維持に関わる機器を扱うことから「いのちのエンジニア」と呼ばれています。

■相澤病院・臨床工学技士 重村碧人さん
「縁の下の力持ちではないですけど、見えないところからでも支えていきたいと思っています。」

体内模型の中をカメラで写しながらリングをつかむ内視鏡の体験もしました。医療機器の扱い方や仕事のやりがいを直接教えてもらい、有意義な時間となったようです。

■高校2年生
「裏方みたいな仕事なのであまり知らなかったんですけど、やっぱり手術するときは重要だしこの企画に参加して良かったなと思いました。」

■高校2年生
「実際に機器を使ってみていい仕事だなと思ったので、これから進路にこういった経験を生かして、考えていきたいと思います。」

■相澤病院・臨床工学技士 重村碧人さん
「せっかく来ていただいたので臨床工学技士に限らず医療に興味を持っていただいて、一緒に働けたらなと思います。」

相澤病院のオープンカンパニーは来月も予定されています。