松本市立病院で分娩時に医療事故
松本市立病院で分娩時に医療事故が起きていたことが分かりました。助産師が心拍モニターの監視を怠り胎児は仮死状態に陥りました。
■松本市・北野喜良 病院事業管理者
「誠に申し訳ありませんでした」
松本市立病院は会見で今年4月、2人の助産師が胎児の心拍モニターの心拍数に異常が出ているにもかかわらず報告を怠ったため胎児が仮死状態で出産され、低酸素性虚血性脳症になったと説明しました。
胎児は心拍数が60台に低下し緊急的な処置で生まれたということです。
その後、病院は母親と家族に謝罪し事故に至る経過について説明をしました。
また5月には、第三者を交えた事故調査委員会を開き「今回の事案は、発見が遅れたことによる分娩時の重症仮死事例で過失であり医療過誤である」と判断されました。
病院側は母親と生まれた子どもの状態を「プライバシーに関すること」として明らかにしていません。
■松本市・臥雲義尚市長
「今後起こりうる事案への対応を誠意をもって最大限の保証を行っていきたい」
■松本市立病院・佐藤吉彦院長
「今後も継続して病状を見守っていく」
出産した母親の両親がコメントを発表しました。
「この医療過誤により、脳に重度のダメージを受けた孫の障害と、娘が精神的肉体的に受けた傷は、生涯消えることがなく決して許すことが出来ません。病院側の説明には納得できない点もあり、刑事告訴を考えております。」
今回の医療事故を受け松本市立病院では23日から分娩を休止し、分娩体制の見直しに取り組むとしています。
■松本市・北野喜良 病院事業管理者
「誠に申し訳ありませんでした」
松本市立病院は会見で今年4月、2人の助産師が胎児の心拍モニターの心拍数に異常が出ているにもかかわらず報告を怠ったため胎児が仮死状態で出産され、低酸素性虚血性脳症になったと説明しました。
胎児は心拍数が60台に低下し緊急的な処置で生まれたということです。
その後、病院は母親と家族に謝罪し事故に至る経過について説明をしました。
また5月には、第三者を交えた事故調査委員会を開き「今回の事案は、発見が遅れたことによる分娩時の重症仮死事例で過失であり医療過誤である」と判断されました。
病院側は母親と生まれた子どもの状態を「プライバシーに関すること」として明らかにしていません。
■松本市・臥雲義尚市長
「今後起こりうる事案への対応を誠意をもって最大限の保証を行っていきたい」
■松本市立病院・佐藤吉彦院長
「今後も継続して病状を見守っていく」
出産した母親の両親がコメントを発表しました。
「この医療過誤により、脳に重度のダメージを受けた孫の障害と、娘が精神的肉体的に受けた傷は、生涯消えることがなく決して許すことが出来ません。病院側の説明には納得できない点もあり、刑事告訴を考えております。」
今回の医療事故を受け松本市立病院では23日から分娩を休止し、分娩体制の見直しに取り組むとしています。