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石商に報告要求…知事「県民が納得できる対応を」

ガソリン価格の事前調整疑惑を巡り、県が、石油商業組合に対し再発防止策などの報告を求めた件で、阿部知事は「県民が納得できる対応を」と釘を刺しました。

■阿部知事
「石油商業組合におかれましては事実関係をしっかりつまびらかにしてもらい、未来に向けては組合としてしっかりとした対応の方針を示してもらいたい」

県内のガソリン価格の事前調整疑惑を巡っては、15日、県は石油商業組合に対し第三者委員会の報告書を受けた見解や、今後の対応についての報告を求めました。
この要求は、中小企業団体の組織に関する法律に基づく措置で、報告をしなかった場合や虚偽の報告をした場合は30万円以下の罰金が課せられます。

2月には石油商業組合が県に対し、価格の事前調整=「カルテル」の事実は「確認できなかった」と報告していました。

しかし、6月末の第三者委員会による報告書では「カルテルの事実はあった」と認定されました。
また、2月の県に対する報告も虚偽の内容だったとされています。

■阿部知事
「事実関係がどうだったのかについてはしっかり報告してもらいたい。県民が理解できる、納得できる対応を強く求める」

県は報告期限を7月31日までとしています。