県内ニュース

信州ワインの多彩な魅力を発信

県産をはじめとする「日本ワイン」の魅力を知ってもらおうと大手飲料メーカーが、自社で生産するワインの試飲会を開きました。

試飲会を開いたのは、塩尻にワイナリーを持つサントリーです。
サントリーは山梨、新潟、そして長野の国内3拠点でワインを生産しています。

■軽井沢町から
「生産者さんのお話を聞くとお客様にも勧めやすくなりますね」

試飲会は、販売店や飲食店など事業者向けのもので、おととしから開催しています。

■軽井沢町から
「今日は運転手で来たので飲めませんでした。香りを嗅ぐだけでも生産者さんの努力や趣向が醸し出されていて参考になりました」

会場には、サントリーがつくる「日本ワイン」46種類が用意されました。
その中でも長野県産の特徴とは?

■サントリー 宮下弘至・日本ワイン部長
「長野県は面積が広いので、地域ごとに多彩な個性のワインができるところが面白い特徴」

高山村のぶどうを使った白ワインは今年5月、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で金賞を受賞しました。

■記者リポート
「おいしいですね、飲みやすいです」

高山村の少ない降水量や標高差が、上質なワインにつながるといいます。

■サントリー塩尻ワイナリー 佐藤圭一郎さん
「自信はありました。醸造している時から香り立ちも高くて、味も複雑だったので」

サントリーの「塩尻ワイナリー」は、1936年設立と歴史もあります。

■サントリー 宮下弘至・日本ワイン部長
「昔から畑と向き合って、高い品質の日本ワインをつくっているということを、長野県の皆さんに愛着をもって知ってもらいたい」

「信州ワイン」を紹介するミニセミナーも開かれ、参加者がワインについての造詣を深める1日となりました。