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参院選候補者に聞きたいコト…長野県の地域課題は?

シリーズでお伝えしてきた「参院選候補者に聞きたいコト」。
県区に立候補している5人の候補に同じ質問をして、その回答から訴えの違いやスタンスを探ってきました。
最終日となる11日のテーマは、「長野県の地域課題」です。

参院選県区に立候補しているのは、届け出順に、参政党・新人の竹下博善さん(42)。自民党・新人の藤田ひかるさん(35)。立憲民主党・現職の羽田次郎さん(55)。諸派・新人の山田雄司さん(35)。諸派・新人の加藤英明さん(66)の5人です。

県区選出の参議院議員を目指す5人に、現在の長野県の地域課題を『何』と捉え、その解決策について『どう考えているのか』聞きました。

■参政・新人 竹下博善候補(42)
「今、長野県の課題というのは少子化の問題が非常に大きいと思う。それは経済に原因がある。まずは経済をよくする。国民がお金を使える状況をつくる」

そのためにも「政治参加を」と訴えます。


■参政・新人 竹下博善候補(42)
「今、国民主権と言われているが、選挙があっても投票に行く国民は半分しかいない。今の政治が自分たちの生活を作っていることを知ってもらって、我がこととして政治を考えて投票に必ず足を運んでいただく、国民が政治に参加できる状態をつくっていこうと」

■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「一言で言えば人口減少を乗り越えることが課題だと思う。乗り越えるとは二つ意味があり、人口減少のスピードを緩める。もう一つは適応する過疎地域の中でも活性化できるところはしつつ、暮らしの安心を守る。この両輪が必要だと思う」

人口減少のスピードを緩める策としては…。

■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「一つは皆さんが子どもを生みたいと思う環境をつくるという意味で、若者、子育て世代、そして女性の住みやすい地域づくり。もう一つは外からの人の入りを増やす移住促進。ただ長野県は移住したい県ナンバーワンだし、割とここはできているところなのかなと」
■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「やっぱり人口減少。200万人を切ってきたところで県も問題視していると思うし、人口が減ることで地域の産業が衰退したり、過疎化が進むことで村を町を維持することが、自体が大変難しくなっている」

カギを握るとしたのは地方分権です。

■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「私は地方分権、中央に集中しすぎてている財源を地方に移譲していくこと、権限も委譲していく。分権の方向に戻していくことが長野県の課題の解決につながると考える」
■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「今ある活力を生かしながらより元気になることを考えると、産業の盛り上げが必要不可欠かと思う。価格転嫁を進められるサポートが当然必要になってくるし、今ある産業を守っていく」

加えて掲げるのがテクノロジーの重要性です。


■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「地域の美しい自然を始めとした資源がたくさんある。信州だからこそテクノロジーの力を十分活用しながら、少し先の未来に投資しながら豊かな信州をつくっていくことができると考えている」

■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「不法移民とか日本の税金が外国の方の生活保護に使われていたりするので、その辺りをしっかり長野県の実態を把握する。」

また、観光地の土地の売買について触れました。

■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「長野県も含めて海外資本が日本の観光地を買っているのでその実態と、少なくとも外国人の方には買えないような法律の整備が必要かなと思う」

5人の候補の考え。託す一票は皆さんの権利です。
参院選は、7月20日に投開票が行われます。