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参院選候補者に聞きたい…少子化・過疎高齢化対策

シリーズでお伝えしている「参院選候補者に聞きたい『5つのコト』」です。
県区に立候補している5人の候補に同じ質問をして、その回答から訴えの違いやスタンスを探ります。

きょうは、「少子化・過疎高齢化対策」について聞きました。
参院選県区に立候補しているのは、届け出順に、参政党・新人の竹下博善さん(42)。
自民党・新人の藤田ひかるさん(35)。
立憲民主党・現職の羽田次郎さん(55)。
諸派・新人の山田雄さん(35)。
諸派・新人の加藤英明さん(66)の5人です。

避けられない少子高齢化の問題。「少子化対策に何が必要か。そして、高齢化が進む地域の活性化策」を聞きました。

■参政・新人 竹下博善候補(42)
「今の少子化の要因は、私は経済的な要因が大きいと思っている。若者がお金が無いから結婚できない、子どもをつくることをためらう、そういう現状があるので、まずは参政党の政策としては、0~15歳の子どもに対して月10万円の給付をしていく。成人して生涯納税してもらう金額を計算すると6000万円くらいになると思うので国にもリターンがある」

高齢化が進む地域の活性化策については…。

■参政・新人 竹下博善候補(42)
「地方に関しては今、Iターンの方だけに提供している、補助があると思うが、これをUターンの方にも補助を出していく、そうやって一度出て行った人が帰ってこれる状況をつくっていくことが必要だと考える」


■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「全体的に未婚化が進む中で、一つの要因である若者の経済的不安、ここに対処していく必要があると思っている。例えば子育て支援金の負担も、今『独身税』という言われ方もされてしまっているが、本当は働く世代だけでなく、幅広い世代で負担をしていくような枠組みを考えていくべきだと、私は思っている」

高齢化が進む地域に必要なものは…。

■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「産業の基盤がないと、やはりきついと思っていて、そういった意味で中山間地農業とかはしっかり守っていきたい。あとは中山間地活性化の打ち手の一つとしては、移住促進はやりたい施策」


■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「東京に一極集中している人たちを、地域に呼び戻すためには、地域に仕事が必要」

若者が魅力に感じることが重要だと説きます。

■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「医療とか教育とか、様々な都会ではできるけど地方ではそれが実現できないと思われないように。やはり若者たちが住みたくなる、そして長く定住したくなる地域づくりを、それは地域の努力だけではなく、国が産業や農業とか地域振興を国が支えていく」


■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「我々チームみらいは、所得税減税『子育て減税』と銘打っているが、子ども1人の家庭には、所得税5%マイナス、2人目でも5%マイナス。3人目を持つ方には、さらに10%(マイナス)、計20%の所得税減税をしていく」

高齢化の進む地域には「技術」の普及が必要とも。

■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「自動運転特区を作って、ある市町村が手を挙げれば、そこにしっかり支援金を出して、それによって例えば免許返納された高齢者も移動がしやすくなる。子どもが減って学校が減っていく中で、通学路が心配という声もたくさん聞くので通学の問題も解決に向かう」


■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「一つは減税。可処分所得を上げる。やはり経済が活性化すれば結婚される方も増えるし、子ども産む方も増えるし」

一方、過疎高齢化対策としてあげたのは…。

■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「長野県というのは工業・農業・観光、とてもバランスの良い所だと思っていて、過疎化はどの地域でもあるので、例えば企業の誘致とか、そういったところにお金を使ってそんなところをやるしかない」

参院選は、今月20日に投開票が行われます。