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小児・周産期医療体制で知事と医療関係者が意見交換

医師不足などで分娩を取り扱う医療機関が減っていることを受け、阿部知事が、病院関係者と意見交換しました。

2日夜、松本市で開かれた意見交換会。
医師の高齢化や後継者不足などにより、分娩を取り扱う医療機関が減っていることを踏まえ、安心安全な小児・周産期医療体制について意見を交わしました。

■県立こども病院・稲葉雄二院長
「採算性が取れなくなっていることが小児医療の非常に継続性を困難にしている原因になっている。人が少なくて病院にとって赤字部門になっている」

また、県立木曽病院では、来年度以降の分娩休止の見通しが示されていることなども話題に上がり、県内の病院を取り巻く環境は、厳しい状況が続いています。

■阿部知事
「今の問題だけではなく、未来を見ながら良い体制を一緒に作らせていただきたい」

阿部知事は、補助金などで病院を支援していく方法を検討していきたいとしました。
県は7月末に小児・周産期医療体制についての検討会を発足し、対策を考えていくということです。