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1審で懲役19年の元県議 控訴審で改めて無罪主張

塩尻市で2021年に妻を殺害した罪に問われ、1審で懲役19年の判決を言い渡された元県議・丸山大輔被告の控訴審が開かれ、弁護側は改めて無罪を主張しました。

元県議会議員の丸山大輔被告（50）は2021年9月、塩尻市の酒造会社の事務所兼自宅で、妻・希美さん（当時47）の首を絞めて殺害した罪に問われています。弁護側は、1審で無罪を主張しましたが、長野地裁は2024年12月、懲役19年の判決を言い渡しました。

判決を不服とした弁護側が控訴していて、東京高裁で2日、控訴審の第1回が開かれました。丸山被告の弁護人は「丸山被告が犯行を計画することはあり得ず、犯行の計画や準備を行った証拠は存在しない」「被告が犯人との仮説を出発点にして、犯人と認定している」などと指摘しました。その上で、1審判決には事実誤認があるとして、改めて無罪を主張しました。

検察側は控訴を退けるよう求めました。裁判はこの日で結審し、判決は10月1日に言い渡される予定です。