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記録的な暑さに対応…工事現場の熱中症対策は?

記録的な暑さとなった6月の県内。長野市の工事現場でも熱中症対策の取り組みが進められていました。切り札は…昔ながらの「かき氷」でした。

県内では、6月の平均気温が、約30の観測地点のほぼ全てで過去最高を記録しました。
長野運動公園で新体育館を造る建設現場でも熱中症対策に敏感になっていました。

■社員
「こちらが熱中症対策部屋です」

先月から作業員が、休憩時間に、ここで作れるようになったものが…

■社員
「こちらの製氷機から氷を出してもらって、こちらのかき氷機で自由に作っていただいて、そちらシロップをかけて食べることができます」

無料のかき氷制作現場を視察した一団も…。

■長野労働局・三浦栄一郎局長
「なかなかかき氷はいいアイデアだね」

長野労働局は熱中症対策を含めた工事現場の安全パトロールを実施しました。

■作業員(宮城県から)
「こっちはこんなに熱いんだというのは思った。空調服であったりとか、こまめな塩分水分(補給)は気を付けるようにしている」

■記者リポート
「現場で使われている空調服をお借りしました。背中にファンがついていて服の中を空気が回るような感覚です」

長野県内では過去に2年連続で熱中症による労災死亡事故が起きています。
これから…更に厳しくなる暑さ…より一層の注意が必要です。