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公的な関与を強めて「地域の足」を確保へ 県が方針

長野市などで深刻化しているバス路線の廃止について、県は公的な関与を強めて「地域の足」を確保する方針を示しました。


県内のバス路線を巡っては、運転手不足や利用者の減少を理由に、アルピコ交通と長電バスが長野市街地と中山間地を結ぶ6路線を9月末で廃止する方針です。

県議会・一般質問で、須坂市・上高井郡区選出の無所属・小林君男議員は…


■小林君男議員
「おら方のバスが無くなっちゃうという、県民の大きな不安を払拭することが、知事には求められています。」

これに対し、県は…

■村井昌久 交通政策局長
「従来型の行政関与では、バス路線を維持していくことは、もはや困難と考えています。公的関与を強めることで、地域の公共交通を維持確保する方針を示しています」

■阿部知事
「特に広域的なバス路線については、これまでの赤字補填にはとどまらず…」

県が車両を購入して民間事業者に貸与する「県有民営バス」など、公共交通の確保を目指す姿勢を示しました。