abn 長野朝日放送

警察官をかたり、ビデオ通話を使ってお金をだまし取る詐欺が急増しています。県警は、実際のビデオ通話の画像を公開し、注意を呼び掛けています。

こちらは、警察官を名乗る人物がビデオ通話で偽の警察手帳を提示しているところです。県内で実際に確認されたもので、県警が公開しました。偽の逮捕状や令状を示す事例もあり、捜査の名目でお金をだまし取る手口が急増しています。

県警によりますと、今年、先月までに県内で確認された「電話でお金詐欺」の被害件数は115件で、被害額は5億4500万円余り。去年の同じ時期と比べ大幅に増えています。そのうち、警察官などを名乗る捜査名目の詐欺は44件で、去年の同じ時期と比べ6倍以上となっています。

県警は「ＳＮＳやビデオ通話で警察官が警察手帳や逮捕状などを提示すること、お金を要求することはありえない」とした上で、家族や警察などにすぐに相談してほしいと呼び掛けています。