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飯田市 リニア工事『要対策土』活用について確認

リニア中央新幹線の工事に伴ういわゆる『要対策土』の使用を巡って、飯田市とJR東海は安全確保に関する確認書を締結しました。

飯田市で建設が進むリニア中央新幹線の県駅について、JR東海は先行して工事に着手した土曽川橋梁の橋脚部分に基準値を超えるヒ素などの重金属を含む『要対策土』を使用する計画です。

地元を中心に懸念の声があることを受け、飯田市は6日、JR東海と安全確保に関する確認書を締結しました。内容には『要対策土』を扱う作業の際飛散しないようにすることや、周辺の水質調査を定期的に実施することなどが盛り込まれています。

また、異常が認められた場合、JR東海は関係各所への連絡を徹底し、損害が生じた場合は法令に基づいて対応することも明文化されました。そして、先ほどJR東海は、『要対策土』の搬入について6月9日に開始する予定だと公表しました。