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20年に一度 伊勢神宮式年遷宮のご神木を切り出し

20年に一度の行事です。
上松町の国有林から伊勢神宮の遷宮に使われる「ご神木」を切り出す「御杣始祭(みそまはじめさい)」が開かれました。

樹齢はともに300年、直径は60センチ、2本のヒノキに、斧が振り降ろされていきます。
三重県の伊勢神宮では20年に一度、社殿などを新しく造り替える「式年遷宮」を行っています。

御杣始祭では8年後の遷宮で「ご神体」を納める器に使われる2本のヒノキを、上松町の国有林から切り出します。
伐採方法は3つの方向から同時に斧を入れる伝統の「三ツ紐伐り(みつひもぎり)」です。

幹に支えとなる弦を残し、木の中心に向かって横向きに穴を掘るように切り進めていきます。

作業開始からおよそ1時間半、大勢の観衆が見守る中、その時がやってきました・・

「ご神木」が交差するように倒すのが慣わしとなっていて、2本目も見事、狙い通りの方向へ倒すことができました。

4日は「御神木祭」が開かれ、切り出したヒノキが町内を練り歩きます。