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電力供給のウラ側は? 北信変電所を報道公開

県内の電力供給の拠点の一つ、長野市にある「北信変電所」が報道機関などに公開されました。

普段はなかなか目にすることのない変電所の設備。発電所から送られる電気は非常に高い電圧で、そのままでは利用できません。
電気を一般家庭や工場など、それぞれの需要に応じて電圧を変え、供給するのが変電所の役割。
その点検方法が変わってきた…といいます。

■中部電力パワーグリッド長野支社送電グループ・寺島亨彦さん
「私自身も登って点検はしてるんですけど、1日3基が限界なんですけど、ドローンですと1日5、6基はいけるかなと。人が登らずに点検することができますので、安全かつ早く点検ができるようになりました」

管理する「中部電力パワーグリッド」は電気を送り出す鉄塔や送電線について、ドローンを使った点検を2022年から行っています。
ドローンを使った点検はまだ4分の1程度ですが、北信地域全体の送電設備は、鉄塔だけでも1400基近くあり、さらなる活用が期待されています。
今回の施設公開には、報道機関以外にも県の防災担当者も参加しました。

■中部電力パワーグリッド長野支社総務・広報・資材グループ・松本強さん
「当社は日々、安定供給に努めていますが、自然災害等で停電が起こった際には各機関と連携して復旧をしていく必要があります。実際に入って見ていただいて設備を見ていただいたり、感じていただけるいい機会になったかなと思っている」

普段見られない電力供給のウラ側。最新の技術を生かしつつ技術者や関係者の取り組みは続きます。