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コメ需給動向研修会 「生産者のことも考えて」

価格高騰が続くコメ…今後の需給動向に関する研修会が大町市で開かれました。

■新潟食料農業大学・渡辺好明 名誉学長
「2000円の備蓄米の話ですけど、これは『ショック療法』ですね。(古古米や古古古米は)合わせたって30万トンなんだから需要は全体で600何十万トンあるわけですから」

「大北地区農業振興推進協議会」が主催する農政セミナー。
地元の農業関係者などおよそ100人が出席しました。

■新潟食料農業大学・渡辺好明 名誉学長
「誰に聞いても(コメが)5キロ4000円っていう値段は、それがまともな価格であると言う人は誰もいません。」

講師を務めた新潟食料農業大学の渡辺好明名誉学長は、現在のコメの価格は高すぎるとした上で、適正価格を守るためにも農家の「所得補償制度」の充実の必要性を訴えました。

地元の農業関係者との意見交換では、コメの消費者だけでなく生産者のことも考えるべきだという声が聞かれました。

■農家
「個別補償をちゃんとして農家が残れるような(対策)、若い人たちがこれだったら農業してもいいなっていうことを早くやらないと日本は崩壊しちゃうと思います。地域から崩壊すると思う。」